つくし誰の子 すぎなの子
奈良に住んでいますので、土筆(ツクシ)は私にとって春先の風物詩の一つです。今回は花ではありませんが土筆(ツクシ)の万華鏡です。
日の当たる田んぼのあぜ道や畑のわき、川の土手、道路わきの植え込みなどにも見かけます。
以前はよく土筆(ツクシ)をたくさん採ってきて、「土筆(ツクシ)の卵とじ」を料理してもらったものです。
ただ袴(ハカマ)を取るのが結構大変な作業で、爪の間が灰汁(あく)によって黒くなり、なかなか取れなくなります。でもおいしいですよ!
上の写真のように穂がしっかりと緑色しているものを料理するとほろ苦いです。
苦くないつくしを食べたい時は、下の写真のように穂が開ききって胞子が出てしまったものを使えば良いですよ。土筆(ツクシ)らしくないですが!
上の写真の土筆(ツクシ)は栄養が足りないのか、やせ細っていますね。料理するのはもう少し太った土筆(ツクシ)が良いですよ!
痩せた土筆(ツクシ)を見て思い出したのですが、ずいぶん昔に太って長い土筆(ツクシ)が辺り一面にびっしりと生えてている異様な光景を一度見たことがあります。日当たりとか栄養がばっちりあっていたのでしょうね。
土筆(ツクシ)は「つくし誰の子 杉菜の子」と歌われるように、シダ類トクサ科の杉菜(スギナ)の胞子茎です。
見たことはあると思いますが、杉菜(スギナ)の写真も今度アップしますね。
(追記 3月25日)土筆(ツクシ)とともに杉菜(スギナ)が少し出てきました。
(追記 4月14日)あたり一面、杉菜(スギナ)で埋め尽くされました。
コメント(0件)