雨上がりの桜(サクラ)
雨が上がったので近所の公園に桜(サクラ)を見に行きました。奈良もようやく満開です。今年は遅いですね。
雨上がりの桜のアップは雫がついて中々きれいです。
日本で桜といえば染井吉野(ソメイヨシノ)ですね。日本中で植えられている桜の約8割は染井吉野(ソメイヨシノ)って知ってましたか。
名前から奈良の吉野の桜が基になっているのかと思いきや、江戸時代末期、園芸の盛んだった江戸の郊外の染井村の植木屋が「吉野」ブランドを付けて売り出し、人気を博したと言います。
染井吉野(ソメイヨシノ)は江戸彼岸(エドヒガン)と大島桜(オオシマザクラ)の交配種で、葉が出る前にピンクの花が咲き揃う特徴をエドヒガンから、大輪で花付きの良さをオオシマザクラから受け継ぎました。
一方、本当の吉野の桜は、花が新葉と共に咲く山桜(ヤマザクラ)なのです。ブランドを利用するとは商魂たくましいですね。
写真の桜も幹は太く表面に苔もついて、結構年をとった木のようです。
染井吉野(ソメイヨシノ)は40年経ったころから弱り始めて何も手を掛けずにいれば衰退していくそうです。
手をかけるとともに、新しく植樹し世代交代もして日本人の心の染井吉野(ソメイヨシノ)を守っていきたいものですね。
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