しだれ梅の花
(公開: 2017年03月12日)
奈良公園や近所の梅は満開です。今日は天気も良く暖かいので、実家の満開の梅の写真を撮りに行きました。今回はしだれ梅の万華鏡です。
梅はバラ科サクラ属の落葉低木です。桜と同様に葉が出る前に花が咲きます。かなり古い時代から日本でも好まれ、万葉集では萩に次いで2番目に多く詠まれています。
なお、万葉集に詠まれている梅は、すべて白梅と考えられています。
白梅は八世紀頃、奈良時代に中国から渡来し、「万葉集」や「古今集」に多く詠まれています。
一方、紅梅は九世紀半ば頃に中国から渡来し、色の華やかな新種の梅に人気が高まり、「枕草子」「源氏物語」には紅梅が多く詠まれています。
上の写真は「梅に鶯」ではなく、「梅にヒヨドリ」です。
梅の花の蜜を吸いに来るのは本来、鶯ではなくメジロなのですが、ヒヨドリも花の蜜が好きで、ボサボサの頭で大きい体なのですが、一所懸命に蜜を舐めている姿は可愛いですね。
一匹なら可愛いんですが、集団でやって来て、畑を荒らすことも珍しくなく、厄介な鳥でもあるのです。
梅の花の次はいよいよ桜の季節です。春はもうすぐそこまで!!
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